日本では、65歳以上の高齢者が人口の3割近くを占め、介護を巡る事件は後を絶たない。この問題に鋭く切り込んだ葉真中顕の第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、『そして、バトンは渡された』の前田哲監督が映画化。
介護士でありながら、42人を殺めた殺人犯・斯波宗典に松山ケンイチ。その彼を裁こうとする検事・大友秀美に長澤まさみ。社会に絶望し、自らの信念に従って犯行を重ねる斯波と、法の名のもとに斯波を追い詰める大友の、互いの正義をかけた緊迫のバトルが繰り広げられる。
他に鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、藤田弓子、柄本明といった実力派俳優が出演。現代社会に、家族のあり方と人の尊厳の意味を問いかける、衝撃の感動作だ!
今回、3月6日(月)に、代々木の山野ホールで『ロストケア』Special Screeningと題して、森山直太朗さんによる主題歌「さもありなん」のライブ歌唱付き試写会が行われ、生歌唱を披露!その後、松山ケンイチさん、長澤まさみさん、鈴鹿央士さん、前田哲監督が登壇!
『ロストケア』
2023年3月24日(金)よりミッドランドスクエアシネマほかROADSHOW
STORY
ある早朝、民家で老人と訪問介護センター所長の死体が発見された。死んだ所長が勤める介護センターの介護士・斯波宗典が犯人として浮上するが、彼は介護家族からも慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美は、斯波が働く介護センターで老人の死亡率が異様に高いことを突き止める。取調室で斯波は多くの老人の命を奪ったことを認めるが、自分がした行為は「殺人」ではなく「救い」であると主張。大友は事件の真相に迫る中で、心を激しく揺さぶられる。
DATA
●監督:前田哲
●原作:葉真中顕 「ロスト・ケア」(光文社文庫刊)
●出演:松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、峯村リエ、加藤菜津、やす(ずん)、岩谷健司、井上肇、綾戸智恵、梶原善、藤田弓子、柄本明
●配給:東京テアトル、日活
森山直太朗 リリース情報
映画『ロストケア』主題歌
森山直太朗 配信シングル「さもありなん」(ユニバーサルミュージック)
2023年3月 1 日(水)リリース
(C)2023「ロストケア」製作委員会