2022年9月ロンドンの「シアター・ロイヤル・ドーリーレーン」で行われた『ヌレエフ:伝説と遺産』と題された ”ヌレエフ・ガラ” が 2023年2月10日より映画館(アップリンク吉祥寺・京都)での上映、さらに2023年2月24日より配信(DICE+)。
「シアター・ロイヤル・ドーリーレーン」はルドルフ・ヌレエフがソビエト連邦から亡命し、ロンドンでデビューした劇場。上映される映画の冒頭では、元ロイヤル・バレエ団ディレクターで、自身もヌレエフと何度もコンビを組んでいるモニカ・メイソン女史と、ヌレエフのロシアから西欧への亡命の物語を描いた『ホワイト・クロウ』を監督したレイフ・ファインズが司会と紹介を担当。
”ヌレエフ・ガラ” は、元ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、ネヘミア・キッシュが芸術監督を務め、ロイヤル・バレエ団からは、ナタリア・オシポワ、アリーナ・コジョカル、フランチェスカ・ヘイワード、ヴァディム・ムンタギロフ、ヤスミン・ナグディ、ウィリアム・ブレイスウェル、崔由姫、五十嵐大地が出演。
他にベルリン・ナショナル・バレエ団のヤーナ・サレンコ、ノルウェー・ナショナル・バレエ団のザンダー・パリッシュ、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団のフランチェスコ・ガブリエレ・フローラ、映画『ホワイト・クロウ』でヌレエフを演じたオレグ・イヴェンコなど 20 人のダンサーが出演。
バレエ界にとどまらず、世界的なスターとなったヌレエフの驚くべき人生と仕事のさまざまな側面を表現するために、それぞれの作品が選ばれた。まず、『眠れる森の美女』のためにヌレエフが振り付けたソロは、彼の振付師としての才能を紹介するもので、カナダ・ナショナル・バレエ団のギョーム・コテが踊ります。また、ヌレエフが 1964 年にテレビ番組でロイヤル・バレエ団と共演した『ローレンシア』のパ・ド・シスは、この作品のためにナタリア・オシポワがセザール・コラレスとロイヤル・バレエ団の崔由姫、五十嵐大地らダンサー4 人とともに特別に演出したもの。
カナダ国立バレエ団の音楽監督デヴィッド・ブリスキンの指揮のもと、ロイヤル・バレエ・シンフォニアの 40 人の音楽家による舞台上の生演奏で、ダンサーが踊る。衣装は、バレエダンサーからデザイナーに転身したナタリア・スチュアートが公演の記録映像をもとに制作したもの。
【演目】
眠れる森の美女 The Sleeping Beauty, Act 2 Entr’acte Solo ギヨーム・コテ
ガイーヌ Gayane, Pas de Deux マイア・マハテリ、オレグ・イヴェンコ
ラ・バヤデール La Bayadere, Act 3 Pas de Deux ザンダー・パリッシュ、ヤーナ・サレンコ
ゼンツァーノの花祭り The Flower Festival in Genzano, Pas de Deux イダ・プレトリウス、フランチェスコ・ガブリエレ・フローラ
ローレンシア Laurencia, Pas de Six ナタリア・オシポワ、セザール・コラレス、崔由姫、マリアンナ・ツェンベンホイ、ベンジ ャミン・エラ、五十嵐大地
眠れる森の美女 Sleeping Beauty, Act 3 Grand Pas de Deux ナターシャ・マイア、ヴァディム・ムンタギロフ
ジゼル Giselle, Act 2 Pas de Deux フランチェスカ・ヘイワード、ウィリアム・ブレイスウェル
ドン・ファン Don Juan (Excerpt) アリーナ・コジョカル、アレクサンドル・トゥルシュ
海賊 Le Corsaire, Pas de Deux ヤスミン・ナグディ、セザール・コラレス
『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』
2023年2月10日(金)よりアップリンク吉祥寺・京都にて2週間限定公開
2月24日(金)よりDICE+にて配信を開始▶︎https://diceplus.online