ハリウッドの新星マーガレット・クアリー(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)と名優シガニー・ウィーバー(『アバター』『エイリアン』)がタッグを組んだ『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』は、都会の片隅で理想と現実の間で揺れ動く女性の姿を、瑞々しくユーモアたっぷりに描いた『レディ・バード』『フランシス・ハ』に続く、《共感度100%》“大人の”自分探しムービーの新たなる傑作!本作は、2022年5月6日(金)より、新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開する。
今回解禁した本ビジュアルは、主人公ジョアンナとそれを見守る様子の上司マーガレットの写真があしらわれている。作家を夢見てニューヨークにやってきたジョアンナ。昼はニューヨークの中心地マンハッタンの豪華なオフィスに通い、夜はブルックリンにある流し台のないアパートで同じく作家志望の彼氏と暮らしている。通勤中に大好きな本を読みふける彼女の写真の横には『この街で、わたしは「特別」な、何かになりたかったーー』というコピーが添えられている。「何者か」になりたいと願う彼女が、都会の片隅で理想と現実の間で揺れ動く姿に、誰もが共感せずにはいられないはず。“大人の”自分探しムービーの新たなる傑作を予感させる。
また、今回解禁した場面写真は、ジョアンナが勤める老舗出版エージェンシーのクラシカルな趣を感じさせる社内の様子や、ファンレターを読みふけるジョアンナの姿、新人アシスタントを見守る上司マーガレットの姿、作家志望の彼氏ドンなど、全12枚。本が生まれる現場での様子や上司と部下のドラマの一端が垣間見えるものとなっている。
ジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」を映画化した理由について、人間ドラマの名手フィリップ・ファラルドー監督は「たまたま書店で原作を手に取ったのですが、ささいな表現が感動的で面白さに溢れていて、彼女の作家性に惹かれました。主人公のジョアンナは、自分の人生で何をするのかを決めなくてはならない、しかし、自分にはたくさんの可能性があることにまだ気付いていない。そんな不確かな時期に共感を覚え、映画化に踏み切りました」と語っている。
STORY
90年代、ニューヨーク。作家を夢⾒るジョアンナは、⽼舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の⼥上司マーガレットの編集アシスタントとして働き始める。⽇々の仕事は、世界中から毎⽇⼤量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理すること。しかし、⼼揺さぶられる⼿紙を読むにつれ、飾り気のない定型⽂を送り返すことに気が進まなくなり、ふとした思いつきで個⼈的に⼿紙を返し始める。そんなある日、ジョアンナが電話を受けた相手はあのサリンジャーで…。
DATA
●監督・脚本:フィリップ・ファラルドー(『グッド・ライ いちばん優しい嘘』)
●原作:「サリンジャーと過ごした⽇々」(ジョアンナ・ラコフ 著/井上里 訳/柏書房)
●出演:マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバー、ダグラス・ブース、サーナ・カーズレイク、ブライアン・F・オバーン、コルム・フィオールほか
●配給:ビターズ・エンド
●提供:カルチュア・パブリッシャーズ、ビターズ・エンド
2020年/アイルランド・カナダ合作/101分/ビスタ/原題: My Salinger Year
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