引っ越しを目前にした一家の娘が、なにげなくツイートしたひと言でドンチャン騒ぎを超えた出来事が巻き起こっていく様を描く“最狂昇天トランス映画”。主人公の昭子役を南果歩、昭子の元夫・修次役をいとうせいこう、謎のホームレス役を柄本明、さらに玄理、村上淳、古田新太らが脇を固める。オーディションや選考ワークショップを経て抜擢された長女・あかね役の小川未祐、長男・ゆうた役の田本清嵐など、期待の新星たちの演技も見もの。監督は『闇のカーニバル』『JUNK FOOD/ジャンクフード』の山本政志。
穏やかな家族ドラマかと思う間も無く、矢継ぎ早に観客の脳天をブッ飛ばす物語が襲いかかってくる！コメディー、SFX、ミュージカル、動物、ワイアーアクション・・・あらゆる映画要素が目まぐるしく投入され、しだいに、頭の中はパラダイス化され、多幸感に包まれてくる。そして、劇場を出て帰路につくアナタは、なにかと息苦しい〝今〟から解き放たれたような爽快感、今までと何かが違う自分に気づくことになる。そんな映画を誕生させた山本政志監督と、ヒロインを演じた南果歩さんが11/27(金)にセンチュリーシネマで行われた舞台挨拶に登壇！
STORY
東京郊外、高台にある一軒の大豪邸。あとは引越し業者のトラックに荷物を積み込むだけとなった部屋を、やさぐれた表情で見わたす笹谷修次。家長でありながら、この家を手放す原因を作った張本人である。引きこもり気味の息子・ゆうたは淡々と現実を受け止めている。一方、生意気盛りの娘・あかねは不甲斐ない父親にイラつきながら、ヤケクソ気分でTwitterに「今日、パーティをしましょう。誰でも来てください。」と地図付きツイート。そのままフテ寝してしまう。投稿がリツイートされまくり、瞬く間に拡散している状況を示す通知が鳴り響いていることも知らずに……。
DATA
監督：山本政志
出演：南果歩、いとうせいこう、田本清嵐、小川未祐、玄理、村上淳、古田新太、柄本明
(C)2020 Continental Circus Pictures