
LA時間1月10日5:00PM(日本時間1月11日10:00AM)よりビバリー・ヒルトンにて行われました第73回ゴールデン・グローブ賞で、20世紀フォックス映画配給の『オデッセイ』(2月5日公開)、『レヴェナント:蘇えりし者』(4月公開)、『JOY』(2016年公開)の3作品が、ドラマ部門の作品賞&主演男優賞、ミュージカル&コメディ部門の作品賞&主演男優賞&主演女優賞、さらに監督賞の主要6部門を獲得。『レヴェナント:蘇えりし者』は3部門の最多受賞となった。

▼ドラマ部門作品賞:『レヴェナント:蘇えりし者』
イニャリトゥ監督作品としては3度目のノミネートで、『バベル』に続き2度目の受賞。
「本当に驚きました。本当に誇らしく思っています。こういった人たちとこの映画を作れたことを誇りに思っています」(イニャリトウ監督)
▼ミュージカル&コメディ部門作品賞:『オデッセイ』
リドリー・スコット作品としては4度目のノミネートで『グラディエーター』に続き2度目の受賞。ミュージカル&コメディ部門では初受賞。
「アンディ・ウィアーの原作をドリュー・ゴダートが素晴らしい脚本に仕上げてくれました。優秀なキャスト、アーティストが集まってくれて、マット・デイモンが彼独自のユーモアをもたらしてくれました。一緒に仕事ができて本当に良かったです。最後に、弟のトニー・スコットがここにいてくれればと心から願います」(スコット監督)
▼ドラマ部門主演男優賞:レオナルド・ディカプリオ『レヴェナント:蘇えりし者』
主演&助演併せて11度目のノミネートで『アビエイター』(ドラマ部門)『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(ミュージカル&コメディ部門)に続き3度目の受賞。
「2年前我々は自然界に入って、その美しさを映画の中で描くことができました。この作品はサバイバルものです。環境に適応することで精神がいかに変わるかということ、そして信頼というテーマを取り上げています。そしてイニャリトゥ監督は私を信頼してくれたので本当に感謝しています。同じ旅に参加させていただきありがとうございます」
▼ミュージカル&コメディ部門主演男優賞:マット・デイモン『オデッセイ』
俳優としては5度目のノミネートで初受賞。『グッド・ウィル・ハンティング』では脚本賞を受賞。
「まず子供たちに感謝します。そろそろ寝なさいね。妻ルーシーにも感謝します。私はいかに運に恵まれているかということを理解しています。俳優という職業をできることを本当に幸せだと思います。沢山の映画を作りましたが、あまり人に見てもらえなかった作品もありました。ですからこれだけでも見てもらえたら嬉しく思います。リドリー・スコット、あなたのおかげでこの作品ができました。映画を作った全員を代表して感謝します」
▼ミュージカル&コメディ部門主演女優賞:ジェニファー・ローレンス『JOY』
主演&助演併せて4度目のノミネートで『世界に一つのプレイブック』(ミュージカル&コメディ部門主演女優賞)、『アメリカン・ハッスル』(助演女優賞)に続き3度目の受賞。
「ありがとうございます。デイビッド(監督)、ここに居られるのはあなたのおかげです。選んでくれてありがとう。いろいろ教えてくれてありがとう。あなたの愛は純粋で汚されていません。素晴らしいと思います。ジョイ・マンガーノ(作品のモデルとなった実在の人物)ありがとう。あなたのストーリーがいろんなことを私に与えてくれました」
▼監督賞(両部門共通):アレハンドロ・G・イニャリトゥ『レヴェナント:蘇えりし者』
3度目の監督賞ノミネートで初受賞。『バードマン』では脚本賞を受賞。
「これまで手掛けてきた作品で最も難しいものでした。しかし、素晴らしいスタッフ、キャストたちに救われました。何ヶ月もの間、低温の中で非情な困難な撮影の中で制作を行いました。痛みというものは一時的なものです。しかし映画は永遠です。ですから、苦労なんて何でもないです。レオ、君のおかげで映画ができました。愛してます。わたしの人生最高の経験です。ありがとうございました」
『オデッセイ』2/5(金)→ミッドランドスクエアシネマほか

人類による有人火星探査計画が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニー(マット・デイモン)飛行士は暴風に吹っ飛ばされ、死亡したと判断される。しかしワトニーは奇跡的に命を取り留めていた。独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。サバイバルに不可欠な食糧も酸素も水も絶対的に足りない。そのあまりにも過酷な現実を直視しながらも、ワトニーは決して“生き延びる”ことを諦めなかった。やがてワトニーの生存を知って衝撃を受けたNASAや同僚のクルーは、地球上のすべての人々が固唾をのんで見守るなか、わずかな可能性を信じて前代未聞の救出プランを実行するのだった…。
(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
『レヴェナント:蘇えりし者』4月→ミッドランドスクエアシネマほか

舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう…。“生きる”という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威なか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため、約300キロの容赦ない旅を生き延びなければならない――。彼は、生き延びることが出来るのか…。
(C)2016 Twentieth Century Fox
『ジョイ(原題)』2016年公開

“JOY”は4世代にわたる家族の波乱に満ちたストーリー。中心となる少女ジョイ(ジェニファー・ローレンス)は、大人の女性に成長すると、自分一人で大企業を設立し、女家長となる。この感動を呼ぶヒューマン・コメディで、裏切り、不信、純真さの喪失、愛に傷ついた経験を経て、彼女 は家族を一つにまとめ、過酷な商取引の世界で大企業を取り仕切る地位につく。家族の中と外の両方で、味方が敵に、そして敵が味方 になる一方、ジョイは精神力とたくましい想像力を糧にして嵐を乗り越える。
(C)2016 Twentieth Century Fox
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