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木南晴夏、青柳文子、韓英恵、芹、今泉力哉監督登壇!映画『知らない、ふたり』舞台挨拶REPORT

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『サッドティー』に続き、新世代の恋愛映画監督として人気の今泉力哉監督最新作『知らない、ふたり』。名古屋地区では2月20日(土)より名古屋シネマテークで公開するが、一足お先に東京の新宿武蔵野館で1月9日(土)の公開初日に、初日舞台挨拶トークイベントが行われた。登壇したのは、木南晴夏、青柳文子、韓英恵、芹澤興人のキャスト陣と、今泉力哉監督。総勢5名によるトークイベントの模様をレポート!

初日舞台挨拶トークイベントレポート

舞台下手より、主演の青柳文子、韓英恵、木南晴夏、芹澤興人、今泉力哉監督の順に登場し、まずは全員から初日に来場いただいた感謝の意を一言ずつ述べた。



その後、まずは主演の小風を演じ、本作で今泉監督映画4作品目の出演となる青柳に本作の印象を尋ねると「脚本を読んだ時には、相変わらずの今泉節が流れているのではないかと思いました。そして作品を観てみて、今までよりは良い映画になっていると思いました。(笑)」と会場を笑わせ、続いて監督の印象は?という質問には、「深い慈悲のある神のような存在だなと思っています。」と、今泉節に負けない青柳節のコメントが飛び出し、会場を爆笑させた。



本作で初めて韓国語で演技をしたという韓は、「韓国語はすごく大変でした。毎日翻訳家の方と言い回しやイントネーションなどすごく練習したんです。今泉監督の作品には出たいとずっと思っていたので、オファーをいただいた時はとても嬉しかったです。」と、韓国語への苦労と同時に今泉組に参加できた喜びを満面の笑みで述べてくれた。そして、監督からの演技指導については「俺、韓国語わからないから、もう終わった?みたいなそんな感じでした(笑)」と、楽しい裏話を披露し、その話を受けた監督からは韓国語に翻訳すると長くなりすぎる台詞が台本で約1ページ分カットされたという裏話が披露された。



本作で驚く韓国語能力を披露した木南晴夏には韓国語が上手な理由が質問されると「以前ドラマで韓国人の役をやらせていただいた時は、日本語が上手い韓国人という設定でしたので、実際にはあまり韓国語を使うことがなかったのですが、共演が韓国人の方で、いろいろと教えてもらい韓国語の可愛さに魅力を感じ個人的に1年ぐらい韓国語学校に通っていたんです。今回、初めて本格的な台詞を韓国語で話しましたが、役に立ってよかったです。」と個人的に勉強していたことを明かしてくれた。

次に本作の印象を求められた芹澤は「今回は真面目な芝居だったので、自分が出ているシーンを見るのは恥ずかしかった。」と述べた後、本作の今泉監督らしさは何かとの問いに「台詞の少ないところや台詞のリアルさ、編集への頑固さですね。」と答えた。時折、隣の監督と見つめあう姿が今泉組常連としてのチームワークの良さを見せていた。

監督には本作でチャレンジしたことが質問された。「今回は言葉に頼らないことをやってみようと思いました。NU’ESTさんと一緒にやることになった時にアイドル映画を作った方がよいのかなとも思ったのですが、プロデューサーはじめ周りの方々がアイドル映画にしなくていいとおっしゃってくださったので、自分自身は自由にストレスなくできたと思います。そして、いつも誰も幸せになれない作品が多かったように思ったので、今回は幸せにしていいのかなと思いながら作りました。」と本作について語った。

次に主人公小風の印象について青柳は、「小風は自分の中に哲学を持っている女性だと感じていましたが、陰から好きな人を見ているだけで幸せという部分にはすごく共感できました。」と語った。

NU’ESTのメンバーへの印象を尋ねられた韓は彼らについて「一人一人の個性が立っていて、映画の中に生かせられているなと思いました。お芝居に対してもとてもひたむきで、彼らから学ぶことも多かったです。そして、場の雰囲気を和ませてくれる存在でもありました。」と彼らの人柄を絶賛した。

シリアスな男女の印象的なシーンを演じた木南には役作りについて質問され「私も30歳になって、周りの友人を見ていても結婚か仕事かに悩んでいることが多くて、自分と等身大の女性として演じました。」と答えた。同じく木南との共演シーンを演じた芹澤には現場の様子が質問されたが、人見知りのせいもありほとんど2人の間に会話がなかったことが明かされ、現場についても「おごそかな感じで、荘厳な儀式のような現場でした。」と述べ、共演者監督を笑わせた。

最後に今泉監督に<好き>をテーマにして描いた理由が尋ねられ、「好きということは本当にわからないですよね。ある人から、好きだと伝えないこともありますよと言われたことで本作の脚本を書いたのですが、好きという言葉は、使う状況でも全く違う意味を持つことがありますよね。こんなに色んな意味を持つ言葉は他にないなと思います。」と本作のテーマについて自身の解釈を述べ、最後は改めて初日の来場者に今泉監督から御礼が述べられ、約30分の舞台挨拶は幕を閉じた。

『知らない、ふたり』2016年2月20日(土)→名古屋シネマテークにて



公式サイト

(C)2015 NIKKATSU, So-net Entertainment, Ariola Japan



#エーガね

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