1967年に放送され、放送直後から抗議が殺到し、閣議で問題視されたTBSドキュメンタリー史上、最大の問題作と呼ばれた作品が半世紀の時を経て現代に蘇る。
サブカルチャーの先駆者であり劇作家の寺山修司が構成を担当し、街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった、人々が普段考えないような本質に迫る挑発的な質問を、矢継ぎ早にインタビューしていく。長年タブーとされていた本作を、「現代に同じ質問をしたら、果たして?」 という思いから、ドラマ制作部所属で、本作が初ドキュメンタリーとなる若干28歳の佐井大紀は、1967年と2022年の2つの時代を対比させることにより「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせようと、自ら街頭に立った。
街ゆく人々に挑発的な質問を投げかけるインタビューをし、1967年放送の『日の丸』と同じ質問で2022年に街頭インタビューを敢行。ふたつの時代を対比させ“日本”や“日本人”の姿を浮き彫りにしてゆく。
2月24日(金)より公開スタートした本作、公開を記念した舞台挨拶が2月26日(日)に伏見ミリオン座で行われ、佐井大紀 監督が登壇!
REPORT
『日の丸 寺山修司40年目の挑発』
2023年2月24日(金) より伏見ミリオン座ほかROADSHOW
DATA
●監督:佐井大紀
●配給:KADOKAWA
●上映時間:1時間27分
(C)TBSテレビ