本作『銀平町シネマブルース』は、新作が続々と公開されている映画界屈指の作り手の城定秀夫 (『愛なのに』『ビリーバーズ』)と、いまおかしんじ(『れいこいるか』『神田川のふたり』)が初タッグで描く、時代遅れの小さな名画座 “銀平スカラ座”を舞台にした”グランドホテル方式”ならぬ”グランドミニシアター方式”のオリジナルの群像悲喜劇。くすぶる元映画監督と映画好きの愛すべきバカ者たちが集まり奔走し、また否応なしに続く日々を生きていく……、そんな祭りの終わりと新たな旅の始まりの物語。
本作の主人公となるさすらいの男・近藤猛を演じるのは、本作で本格的な映画俳優復帰作となる小出恵介。銀平スカラ座の支配人・梶原役を吹越満、同映画館に通うホームレスの佐藤役を宇野祥平、近藤のバイト仲間、足立・大崎役を藤原さくらと日高七海が演じる。そして、銀平町で暗躍する謎の女性・黒田役にドラマや映画に多数出演するベテラン・浅田美代子、老練な映写技師・谷口役に2022年5月に急逝した名優・渡辺裕之をはじめ、片岡礼子・藤田朋子など豪華ベテラン俳優陣が勢ぞろい。その一方で、『愛なのに』の中島歩・さとうほなみ、『アルプススタンドのはしの方』の小野莉奈・平井亜門からピンク映画・Vシネマの常連俳優まで、過去の城定作品でお馴染みの俳優も顔を揃えた。さらには、出演・劇伴を担当した世界的ジャズミュージシャン・黒田卓也による、気高く哀愁を帯びたトランペットの音色が物語の余韻を深める。その他、関町知弘(ライス)、加治将樹、木口健太、小鷹狩八、谷田ラナなど魅力的なキャストが多数出演!
今回、1月28日(土)、センチュリーシネマで舞台挨拶付き先行上映が行われ、主演の小出恵介さん、初めての舞台挨拶となる三重県出身の谷田ラナさん、城定秀夫監督が登壇!
<NOW EDITING>
『銀平町シネマブルース』
2023年2月10日(金)よりセンチュリーシネマほかROADSHOW
STORY
かつて青春時代を過ごした町・銀平町に帰ってきた一文無しのの青年・近藤は、ひょんなことから映画好きのホームレスの 佐藤と、映画館”銀平スカラ座”の支配人・提原と出会い、バイトを始める。同僚のスタッフ、老練な映写技師、個性豊かな映画館の常連客との出会いを経て、近藤はかっての自分と向き合い始めるが……。
DATA
●監督:城定秀夫
●出演:小出恵介、吹越満、宇野祥平、藤原さくら、日高七海、中島歩、黒田卓也、木口健太、小野莉奈、平井亜門、守屋文雄、関町知弘、小鷹狩八、谷田ラナ、さとうほなみ、加治将樹、片岡礼子、藤田朋子、浅田美代子、渡辺裕之
●配給:SPOTTED PRODUCTIONS
小出恵介さん、初めての舞台挨拶の谷田ラナさん