　『Mr.&Mrs.スミス』、『ウォンテッド』では殺し屋、『ソルト』では CIA諜報員を演じるなど、数々の作品で体を張ったキレキレのアクションを披露し、アクションヒロインの筆頭として世界的な地位を不動のものにしたアカデミー賞受賞女優アンジェリーナ・ジョリー。そのアンジーが『ボーダーライン』、『ウインド・リバー』で世界中の映画ファンから絶大な支持を得たテイラー・シェリダン監督とタッグを組んで挑むのは、「暗殺者×巨大山火事」という2つの脅威から少年を守り戦い抜くサバイバルサスペンス。

　今回、本作の公開を記念して俳優の柳沢慎吾さん、YouTuber芸人のフワちゃんが登壇する公開直前イベントを実施した。

REPORT

　『モンタナの目撃者』公開直前イベントに、俳優の柳沢慎吾、Youtuber芸人のフワちゃんが登壇！サバイバルサスペンス作品である本作にちなみ、40年以上にわたり芸能界をサバイブしてきた柳沢と、約80万人の登録者数を誇るトップYouTuberとしてサバイブ中のフワちゃんという夢の共演が実現した。

　イベント開始前、急遽柳沢による前説が行われ、「この後フワちゃんが来ますから盛大な拍手で迎えてくださいね」と記者席を大いに盛り上げ、空気の温まった会場に改めて2名のゲストが登場！盛大な拍手を受けてふたたび会場にあらわれ、「こんなにたくさんの方がこの映画のイベントに来てくれて今日は本当にありがとうございます！」と挨拶をする柳沢。続けて「イベントに出られて嬉しい！」と語るフワちゃんだったが、「勝手に前説をするのやめてもらっていい？(笑)」と開始早々柳沢へのクレームが飛び出すことに。「2人で出てきた時にもっと盛り上がってほしかったのに勝手に前説するから2回目で全然(記者の)テンションが上がってない！」とハイテンションなぼやきでトークイベントがスタートした。

　今イベントで初対面だという柳沢の印象を聞かれたフワちゃんは、「初対面で本当にもういいって！言ったの初めて」と挨拶後メイク中にも関わらず長々と話しかけられたエピソードを披露した。

　MCから本作の感想を尋ねられた2人は「本当に面白かった！」と声をそろえる。「オープニングからいきなり息つく暇がない」「掴みが最高」「主演のアンジーもほかのキャストも良かった」と口ぐちに感想を語りはじめ、「音楽の使い方も良かったよね」という柳沢に「良いとこ観てんじゃん！!」とフワちゃん節が飛び出すなど、息ぴったりに作品の魅力をアピールした。

「暗殺者も凄く怖いし、火事っていう自然も怖い。今まで見てきた映画の中で敵が1番手ごわかったかもしれない！」と作品のテーマでもある<サバイバルサスペンス>を存分に堪能したと語るフワちゃん。さらに、「こんなにドロドロのアンジーを初めて見た」と本作で新境地に挑むアンジーを2人そろって絶賛。火事シーンに着目した柳沢は「CGもあるけど、ほんどは実際に燃やして撮影している」と作品の豆知識を披露し、「やっぱりスケールがちがう」とハリウッドらしい迫力満点の映像に太鼓判を押した。緊迫感を盛り上げる音楽やBGMについて語り、「これこそ映画館で観てほしい作品」と締めくくるフワちゃんに続けて、「これこそやっぱり映画館で観てほしいと思う」と全く同じ内容を繰り返す柳沢。「それ今私が言った！」と突っ込むフワちゃんに対し、「使われるのは俺のところだからいいの。こういうものなのだよ芸能界は！」と40年間にわたって芸能界を生き抜いてきた<サバイバル術>を披露した。

　続けて、ぜひフワちゃんにもサバイバル術を伝授してほしいとMCから質問が飛ぶと、「フワちゃんにはそのままでいてほしい。感謝の気持ちをもって頑張ってほしい」と語る柳沢。自身は「39歳まで感謝の気持ちはまったくなかった！」という発言に「みんなは小学校で学ぶけどね」とフワちゃんらしい鋭い突っ込みが飛んだ。そして、最強なアクションヒロイン像を封印し、心に傷を抱えながらも少年を守るために戦う人間味あふれるヒロイン役に挑んだアンジーの「新たな挑戦」になぞらえ、最近の挑戦を尋ねられたフワちゃんは初めて笑点に出演させてもらったエピソードを披露。長寿番組に出演できた喜びを語りつつも、「大喜利をするのかと思ったら座布団運びだった。今度はおじいさんたちの横に座りたい」というぼやきに対し、今度は柳沢から「おじいさんって言うな！(笑)」と突っ込みが飛び出す。「ぜひフワちゃんを若山富三郎さんに会わせてあげたかったよ」と発すると、記者席は大いに盛り上がった。柳沢の挑戦について尋ねられると、「ハリウッドですぐに死ぬ警察官の役をやりたい」と本作のワンシーンに触れ、繰り返しモノマネを披露して会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

　イベントの後半には「アンジーの新境地」を開く演技になぞらえ、「柳沢の新境地」となる“ひとりモンタナ”を披露する流れに。もんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」を披露したのち、MCから「これはもんたさん」の突っ込みをうけ、あらためて「ひとりモンタナ」のお披露目となった。少年を連れて落雷から逃れるシーンのアンジーのモノマネからはじまり、少年、主人公を追う暗殺者や落雷音を身振り手振りで立て続けに披露！ラストに消防車のサイレンが聞こえたかと思うと、おなじみの「ひとり甲子園」に！その模様を大爆笑で見ていたフワちゃんは「後半どこがモンタナなのよ！」と言いながらも「DJみたいになめらかに繋がってたね！」と怒涛の「ひとりモンタナ」を絶賛。MCから「ひとりモンタナ」からの学びについて尋ねれられると、「あるわけないじゃん！」と一刀両断し、「これはもう本当に慎吾のものだよ。死ぬまでやり続けて」とエールを送った。

　イベントの最後に「今見てもらった慎吾バリにノンストップのスピード感で進む映画なので絶対に観て欲しい。本物の『モンタナの目撃者』は途中で高校野球始まったりしないので安心して観てください！(笑)」と本作の鑑賞を力強くお勧めするフワちゃん。柳沢は「1時間40分ですが、とても内容の濃い映画になっています。凄い迫力です。ぜひ映画館に手を運んで・・・いや足を運んでください!『モンタナの目撃者』を見て、みんないい夢見ろよ！あばよ！」と最後まで笑いを盛り込んだコメントで締めくくり、会場を後にした。

　しかし、退場後には柳沢が再登壇！後説で再び記者たちの爆笑を誘うと、矢沢永吉のモノマネであらためて退場。今度こそ本当にイベントは終了となった。

『モンタナの目撃者』

2021年9月3日(金)よりミッドランドスクエアシネマほかROADSHOW

公式サイト

STORY

森林消防隊員のハンナは過去に壮絶な事件を“目撃”したことでトラウマを抱えていた。ある日の勤務中、父の殺害現場を”目撃”してしまったがために暗殺者に追われる少年コナーに出会う。暗殺者たちによる父の死を間近で目撃したコナーは、父親が命をかけて守りぬいた“秘密”を握るたった一人の生存者だった。ともに“目撃者”である2人はタッグを組み、ハンナはコナーを暗殺者から守り抜くと心に決める。秘密を求めコナーの命を狙う暗殺者たちが刻一刻と2人に近づいていた。そして二人の前に広大なモンタナの大自然に燃え広がる未曾有の山林火災が立ちはだかる。彼らの行く手を阻む暗殺者と巨大な炎。コナーが命を懸けて守ろうとする“秘密”とは？

ハンナは迫りくる暗殺者たちと自然の猛威という極限状態と戦い、コナーを守り抜くことができるのか？