浅田美代子、木内みどり、山崎静代、奥山和由『エリカ38』大ヒット御礼！舞台挨拶REPORT

　2018年9月、惜しまれながらも亡くなった女優の樹木希林が立ち上げた最初にして最後の企画『エリカ38』が6月7日(金)から公開となる。樹木希林が「浅田美代子の代表作になってほしい」という思いから企画し、自らもエリカの母役で出演している渾身作だ。

　主人公のエリカこと渡部聡子役を務めるのは45年ぶりの映画主演となる浅田美代子。監督は『健さん』『ブルー・バタフライ』の日比遊一。

　今回、公開後の6月29日(土)、現在公開中の映画『エリカ38』（KATSU-do配給）が好評につき、TOHOシネマズシャンテで、主演の浅田美代子さん、共演の木内みどりさん、山崎静代さん、そして奥山和由プロデューサーによる大ヒット記念の舞台挨拶が行われた。

　奥山プロデューサーによるフリートークの舞台挨拶が進行する。 ヒット記念ということもあり、浅田さんから「なにか貰えるの?」と質問。奥山さんから「何が欲しいですか?」と問われ、会場から「赤い風船!!」と声がかかると、「赤い風船はしぼみますからねー」とにっこり笑う浅田さん。「みんなで飲みに行きましょう」とあったかい雰囲気に包まれる。 奥山さんが「希林さんとは、ほんとに体が苦しいときに打合せを何度も何度もさせて頂きましたね」と話し出すと、「今日は行かないほうがいいよと言っても『大丈夫、大丈夫』と言うんだけれど、打合せの後にやっぱり具合が悪いとなって帰りに病院へ行くことになり、そのまま入院なんてことが何回もありましたね・・・」と浅田さん。山崎さんからは「スタッフの方に渡されたバッグを持って立っていると、希林さんに前後を考えなさいと注意していただきました」と撮影秘話が語られた。また、18歳の頃からの付き合いという木内さんは「希林さん、怖かったんです。まるでカミソリのようで。葉巻なんて吸っていらしてね」と当時の樹木さんの様子を語った。 楽しかった思い出で盛り上がるなか、浅田さんの提案で会場のお客さんからの質問も。 最後に、浅田さんより「感謝しかないです。こうやってヒットして、たくさんの方が観てくださることが本当に一番幸せです。これだけの人が劇場へ入ってくれるとは、正直に言って夢にも思っていませんでした。皆さんに感謝いたします。と共に、樹木希林さん、共演者の方々、スタッフの方に感謝したいと思います。有難うございました」と感謝の言葉が述べられた。

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