映画『センターライン』は、自動運転AIの発展により交通事故が激減した平成39年を舞台とするSFサスペンス。自信過剰な新任検察官がAIの殺意立証のために奔走するという内容だ。監督は、愛知県出身の下向拓生。現在は、長野県でソフトウェアエンジニアとして企業で製品開発をしながら、インディペンデント映画の制作に取り組んでいる若き才人だ。
前作『N.O.A.』でスマートフォンアプリとのやり取りを描き、多数の短編映画祭で賞を受賞。人間と便利ツールの組み合わせであったり、そのアイディアあふれる作品づくりは、最新作であり初の長編映画監督作品『センターライン』にも生かされている。いずれの作品も愛知県をロケ地に選び撮影。今回は人工知能と裁判をかけ合わせ、近未来に起こるかもしれないSF法廷サスペンス作品を誕生させた。
今回、3月19日(火)、愛知芸術文化選奨 文化新人賞が大村愛知県知事より下向拓生監督に表彰状授与され、この式典に参加するために下向拓生監督が来名。受賞後に公開劇場のシネマスコーレで下向拓生監督と、『センターライン』の劇伴を担当した作曲家ISAo.(山口いさお)さんにインタビュー。
<NOW EDITING>
下向拓生
PROFILE●愛知県生まれ、富山県、福井県育ち。大阪の大学進学後、映画制作部に所属し、主に撮影・編集・スチル撮影・ポスター制作を担当する。一般企業就職後、脚本を勉強し始める。現在まで、コメディ、サスペンス、落語などを執筆。
〈代表作〉
デビュー年:2013年 作品:菊とサカツキ
代表作:N.O.A.
〈受賞歴〉
『菊とサカツキ』
第5回MKE映画祭 ブレイクスルー賞
『N.O.A.』
・第4回クォータースターコンテスト グランプリ、げきぴあ賞(スポンサー賞)受賞
・第9回栃木・蔵の街かど映画祭 準グランプリ
・第4回MKE映画祭 グランプリ他4冠
・福岡インディペンデント映画祭2016 優秀作品賞
・第19回蓼科高原映画祭 準グランプリ
・福井駅前短編映画祭 審査員特別賞
・FOXムービー 短編映画祭2016 優秀作品賞
作曲家ISAo.(山口いさお) http://airyluvs.com
1988年大阪生まれ。コンポーザー(作曲家)。幼少の頃よりヤマハエレクトーンを通じて音楽と触れ合い、学生時代からバンド活動をきっかけに、MTR(マルチトラックレコーディング)やDAWに興味を持ち、作曲活動を開始する。“あらゆるメディアクリエイターを支える作曲家” というポリシーを掲げ、映画・TV番組・CM・アプリゲーム・イベント・舞台劇伴などへ向け、楽曲提供を幅広く行う。また、結婚式ブライダル音響のオペレートや、それに付随するマネジメント等の経験を活かし、関連企業へのコンサルティング活動も進行している。
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