
日活の成人映画レーベル「ロマンポルノ」の45周年を記念して日本映画界の第一線で活躍する監督たちが新作ロマンポルノを手掛ける「日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」。

その1作を手掛けた園子温監督が、脚本を書きおろした完全オリジナルの最新作が『ANTIPORNO』だ。主演を務めるのは、本作が長編映画の単独初主演となる女優・冨手麻妙。2015年に公開された園作品のほぼ全てに出演し、園が今もっとも成長を期待する若手女優。見出した俳優が次々とブレイクしている鬼才・園が見初めた新しいミューズとして、冨手麻妙は「園監督の作品のためなら脱ぐ」と 裸上等で難しい役所に挑戦している。冨手麻妙の相手役には、実力派女優・筒井真理子。京子のサディスティックな振る舞いを受け止めるマネージャー・典子を演じ、カメレオン女優と評される幅の広い演技力で、映画に堂々たる存在感を残し、物語中盤の<ある仕掛け>に最大限の効果をもたらしている。極彩色に彩られたファンタジックな世界観で展開する物語には、女性に対する深淵なテーマが秘められている。園子温が表現の壁をぶち壊す、アナーキーで過激な美しき問題作だ。

今回、園子温監督が、名古屋公開初日に、名古屋シネテークで舞台挨拶を行った。その模様をレポート!

REPORT
ロマンポルノ・リブート・プロジェクト『ANTIPORNO アンチポルノ』2017年2月11日(土)→名古屋シネマテークにてROADSHOW
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